Marieです。
うちのひとり娘が4月から小学生になります。
あっという間の6年間でした。
そして、我が家も10歳になります。
大工だった父の兄が建築した家を壊して、新しく建てたカントリーハウスです。
当社のラインナップには、何種類かの建物がありますが、その中で外観が石で造られて、室内の柱と梁が古民家のように迫力のあるカントリーハウスが、私は企画当時から大好きだったのです。
生まれ育ったたくさんの思い出ある家を壊してしまうのはとても勇気のいることでしたが、また新しい思い出がこの家でたくさん生まれました。
カントリーハウスを新商品として企画する時は、私も一緒にイギリスに連れて行ってもらい、たくさんの素敵な家を見てきました。もう15年も前の話です。
ライムストーンと言う石で造られた家の町並みはとてもかわいらしく、歴史ある建物が大切に受け継がれているのを感じました。
イギリスのコッツウォルズという地方です。
もともと貴族のお城だった建物が現在は宿泊施設として使われています。
この建物もそのひとつ。
ラウンジとして使われていた部屋はもともとは、大きな調理場だったそうです。
その一角に、石に囲まれた落ち着く空間がありました。
ソファーが置かれ、絵が飾られた空間・・・
実は、この空間はもともとは火を焚いて調理をする大きな炉だったそうです。
この石で囲まれた空間に、直に薪を置き、火を焚いて、その上に大きな鍋を吊るしてお料理をしていたのでしょう・・・
それを聞いたとき、映画のワンシーンを頭に思い浮かべて、なんとなくわくわくしました。
生活スタイルの変化と共に、室内をリフォームして何百年も受け継がれていく建物。
とても素敵ですね。
家を消耗品と考えがちな日本ですが、
自分たちから子供へ、子供から孫へ・・・
世代を超えて、大切に受け継いでいきたくなるような家を目指して企画したのが、カントリーハウスです。
近々、このカントリーハウスをベースにしたアパートが、埼玉県に完成する予定なんですよ。どんな素敵な建物になるか楽しみです。入居のご予約も承ります。
ちなみに、我が家のリビングにも、素敵だった炉のスペースをイメージしたデザインを取り入れてもらいました。
この空間に一度座ってしまうと、なかなか動けなくなりますよ。
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